ポスティングのエリア別反響を見て、効く地域に集中

不動産のモデルケース(想定)

不動産のモデルケース

※ 以下は AnalogTag の使い方を示すモデルケース(想定)です。実在の企業・団体、実際の数値・実績ではありません。

地域密着の不動産仲介。反響の記録は、電話を受けた担当者がメモ帳に書く「◯◯町の方から」だけでした。月末に集計しようとしても書き漏れがあるうえ、問い合わせまで至らなかった人はそもそも数えようがありません。

そこで物件チラシのポスティングを、投函エリアごとにQRを分けて4種類刷りました。紙面のデザインは全部同じで、QRだけが違います。(以下の数字はすべて説明のための例です)

4エリア、1か月ぶんの数字

投函エリア配布スキャン反応率
駅北3,000441.47%
駅南2,400170.71%
旧市街1,800311.72%
郊外の団地4,500120.27%

44 ÷ 3,000 = 1.47%、12 ÷ 4,500 = 0.27%。件数のトップは駅北の44件ですが、1枚あたりで一番効いたのは旧市街です。1,800枚しか撒いていないのに31件ありました。

配布単価まで出すと、切る判断ができる

委託のポスティング単価を1枚4円とすると、郊外の団地は 4,500 × 4 = 18,000円 で12件。18,000 ÷ 12 = 反応1件あたり1,500円です。旧市街は 1,800 × 4 = 7,200円 で31件、7,200 ÷ 31 = 約232円。6倍以上の開きがありました。

枚数が多いエリアほど「たくさん配れている」気がしていたのに、実際には一番お金を払って一番反響が薄いエリアだった。この逆転は、エリアごとにQRを分けていなければ絶対に見えません。合計104件という数字が1つ残るだけです。

成約した物件のチラシを、死なせない

物件チラシの弱点は、成約した瞬間にただの紙になることです。QRの模様に入っているのは計測用の短いURLだけで、物件ページのURLではありません。だから成約後は、リンク先を「同エリアの募集中物件一覧」に差し替えるだけで済みます。刷った紙はそのまま生き続けます。

実際、成約から2週間経ったチラシからも読み取りが入っていました。行き止まりのページを見せていたら、そのまま消えていた反響です。差し替えは管理画面で操作するだけで、印刷物には触りません。

反応が立つのは土曜の午前

時間帯別では、土曜9〜11時と日曜の20時台に山ができました。平日の投函だと、読まれるまでに数日ポストで寝ている勘定になります。そこで投函を木曜に寄せ、土曜の午前に一番新しいチラシが手元にある状態を作りました。端末はほぼスマートフォンで、PCからの読み取りはごくわずか。物件ページのスマホ表示を先に直したのも、この内訳を見たからです。

「どこから反響が来たか」の正確さについて

読み取り位置は通信ネットワークからの推定で、都道府県レベルでもずれます。AnalogTag の画面にも都道府県別は出していません。それでも上の表が信用できるのは、配ったエリアごとにQRを分けているからです。紙を分けた時点でエリアは確定していて、推定に頼っていません。

あわせて、31件のスキャンは31件の問い合わせではない点も押さえておきます。反応率はスキャン数 ÷ 配布枚数で、興味を持って読み取った人の割合です。読み取った人が誰かは分かりませんし、氏名・電話番号は取得していません。読み取り時のIPアドレスもそのまま保存せず、元に戻せない形に変換して集計しています。

来月の配布計画

郊外の団地は4,500枚から1,500枚に減らし、浮いた分を旧市街と駅北に回す。駅南は枚数を据え置いたまま、チラシの価格の見せ方だけを変えて、同じエリアのQRで前月と比べます。反応率は枚数で割った値なので、配布量を変えても月どうしを並べられます。次の会議に持っていくのは、メモ帳ではなくこの表です。

あなたの紙広告でも、同じように反応を数字にできます。

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