そのポスティング、どのエリア・どの物件から反響が来ている?
エリア別・物件別・媒体別の反響を数字にする

ポスティング業者から「投函完了」の報告メールが届いた。部数と完了日は分かっても、ここから先、どの町に入ったチラシが反響を生むのかは、電話口で「チラシを見ました」と言われるのを待つしかない、という会社がほとんどです。
電話を待つ前に見えるものがあります。投函エリアの数だけ原稿を分け、それぞれ別の計測QRを刷る。読み取りはQR単位で数えられるので、「B町に入れた3,000部から何件」という形で反響の手前がつかめます。次の部数をどこに寄せるか、業者へ発注する前に見当がつきます。
なぜ不動産の反響は見えにくいのか
ポスティングはエリアを細かく指定できる反面、「どの地域に配ったチラシが反響を生んだか」は電話やメールだけでは追いきれません。オープンハウスの告知も、当日の来場が“告知を見た人”なのか“通りがかり”なのか分かりにくいものです。
不動産でのQR活用シーン
1. 配布エリアごとにQR → 反響エリアを特定
投函エリアごとに別QRを載せ、リンク先を物件詳細ページに。どのエリアから読み取り(反響予備軍)が多いかが分かり、反応の高い地域に配布を集中できます。
2. 物件別QRで“人気物件”を把握
物件ごとにQRを分ければ、どの物件のチラシが読まれているかが分かります。反応の高い物件は追加告知、低い物件は訴求の見直し、と判断できます。
3. 現地看板・オープンハウスの反応を計測
現地看板やオープンハウスの案内にQRを載せ、リンク先を来店予約や資料請求に。掲示場所ごとの反応も比較できます。
不動産で分かること
- 媒体別:ポスティング・折込・看板のどれが効いたか
- 物件別:どの物件チラシが読まれているか
- 反応率:投函部数を入れておけば、スキャン ÷ 部数で1部あたりの効率が出る
- 時間帯別・日別:反応が集まる時間と、投函後の伸び方(追客タイミングの参考)
配布エリアごとの比較は、エリアの数だけQRを分けて発行することで正確にできます。画面に都道府県などの地域別グラフは出していません。通信ネットワークからの推定は回線の拠点に引っ張られてずれるためで、A町用・B町用と紙のほうを分けて刷るほうが確実です。
導入は3ステップ
- 1. 媒体ごとにQRを発行:リンク先URL(予約・資料請求・LP など)を登録すると、媒体別のQRが発行されます。折込用・掲示用など、分けて発行するのがコツです。
- 2. チラシ・掲示に載せて配布:印刷して配る・貼るだけ。既存の制作物にQRを足すだけでも始められます。
- 3. 管理画面で反応を見る:スキャンが自動集計され、媒体別・時間帯別・端末別の反応をグラフで確認。次の配布に活かします。
エリアを分けたいなら、紙のほうを分ける
反響の“地図”は、画面の地域推定ではなく投函エリアごとのQRで描きます。A町用のQRを載せたチラシはA町にしか入らないので、そこから来た読み取りは間違いなくA町の反応です。物件別QRを重ねれば「A町で強いのはこの物件」まで絞り込めます。計測は匿名で、生のIPは保存しないため、反響者を特定することはありません。
想定シナリオ(例)
たとえば、ある仲介会社が3エリアにポスティング。エリアごとに別QRを載せた結果は、A地区3,000部で60スキャン、B地区5,000部で25、C地区2,000部で10でした。部数で割ると、60 ÷ 3,000 = 2.00%、25 ÷ 5,000 = 0.50%、10 ÷ 2,000 = 0.50%。いちばん部数を入れたB地区が、1部あたりでは効いていないと分かります。翌月はA地区に部数を寄せ、C地区はチラシの訴求(価格の見せ方)を見直しました。(数字は説明のための例です)
よくある質問
Q. 地域はどこまで正確に分かりますか?
画面に地域別のグラフは出していません。通信情報からの推定は都道府県レベルでもずれるためです。エリアを比べたいときは配布エリアごとにQRを分けてください。媒体別・物件別・時間帯別の集計は正確です。
Q. 個人情報の扱いは?
読み取り時のIPは保存せずハッシュ化し、匿名で集計します。反響者を特定する情報は取得しません。
次の投函から始めるなら
次に業者へ渡す原稿を、エリアの数だけ分けて入稿してください。変わるのはQRの模様だけで、デザインはそのままで構いません。1回まわせば、翌月の部数配分は完了報告メールの部数ではなく、エリアごとの反応率を見て決められます。
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