そのセール告知、どの媒体から反応が来ている?
媒体別・店舗別の反応を数字にして、効く告知に予算を寄せる

週末セールの初日、開店1時間前。折込は今朝の朝刊に入り、フリーペーパーは木曜に配られたはず。ところが、どちらの告知が今日のレジ行列を作ったのかは、閉店後の売上をいくら眺めても切り分けられません。
売上からは切り分けられなくても、告知への反応なら切り分けられます。折込とフリーペーパーに別々の計測QRを刷っておく。折込は朝刊と一緒に朝8時前には各家庭へ入るので、開店前の時点ですでに読み取りが積み上がっています。翌週の出稿をどちらに寄せるかは、初日の午前に判断材料が揃います。
なぜ小売の販促は効果が見えにくいのか
折込・フリーペーパー・商品同梱チラシ・DMなど媒体が多いほど、「増えた来店がどれ由来か」が分かりません。特にセールは短期集中なので、初日にどれだけ告知が届いたかをその場で把握できないと、打ち手が後手に回ります。
小売・物販でのQR活用シーン
1. 折込 vs フリーペーパーを同時比較
同じセールを折込とフリーペーパーの両方で告知するとき、媒体ごとに別QRを載せます。リンク先をキャンペーンLPやオンラインストアにすれば、どちらの媒体が反応を多く生んだかを初日から比較でき、翌週の出稿判断に使えます。
2. 店舗別QRで“エリアの効き”を把握
複数店舗なら店舗ごとにQRを分け、どの商圏の告知が効いているかを比較。反応の高いエリアに配布を寄せられます。
3. 商品同梱・レシートチラシでリピート導線を計測
同梱チラシやレシート下のQRで、リンク先を会員登録や再来店クーポンに。読み取り数を見れば、リピート施策が機能しているかが分かります。
小売・物販で分かること
- 媒体別:折込・フリーペーパー・DM・同梱物のどれが効いたか
- 店舗/エリア別:どの商圏の告知が反応を生んだか
- 日別の推移:セール初日の立ち上がり・ピーク
- 端末別:来店層のスマホ利用傾向
導入は3ステップ
- 1. 媒体ごとにQRを発行:リンク先URL(予約・資料請求・LP など)を登録すると、媒体別のQRが発行されます。折込用・掲示用など、分けて発行するのがコツです。
- 2. チラシ・掲示に載せて配布:印刷して配る・貼るだけ。既存の制作物にQRを足すだけでも始められます。
- 3. 管理画面で反応を見る:スキャンが自動集計され、媒体別・時間帯別・端末別の反応をグラフで確認。次の配布に活かします。
1つのQRを使い回すと、比較そのものができなくなる
セール告知でいちばんもったいないのは、同じQR画像を折込にもフリーペーパーにも流用してしまうことです。読み取りは全部1本にまとまり、後から分けることはできません。刷る前にQRを分けておけば、初日の反応を見ながら「伸びが弱い媒体は早めにテコ入れ、強い媒体は追加出稿」と動けます。
想定シナリオ(例)
たとえば、あるアパレル店が週末セールを折込12,000枚とフリーペーパー6,000部で告知。初日のスキャンは折込80、フリーペーパー45でした。件数だけなら折込の勝ちに見えます。配布枚数で割ると、80 ÷ 12,000 = 0.67%、45 ÷ 6,000 = 0.75%。1枚あたりの効率ではフリーペーパーが上でした。折込料金と掲載費を横に並べれば、翌週どちらを増やすかを金額込みで決められます。複数店舗なら店舗ごとにQRを分けて、商圏ごとの効きも同じように比べられます。(数字は説明のための例です)
よくある質問
Q. 複数店舗でも使えますか?
はい。店舗ごとにQRを分けて発行すれば、どの商圏の告知が効いているかを比較できます。
Q. ネット通販(EC)の計測にもつながりますか?
リンク先をオンラインストアにし、UTMパラメータを付ければ、Googleアナリティクス側で「チラシ経由の訪問」として区別できます。
次のセールで試すこと
次に出す告知から、折込とフリーペーパーでQRを分けてみてください。配布枚数と発行部数を入力しておけば、初日の午前には率まで出ます。1回まわせば、翌週の追加出稿を「なんとなく前回と同じ配分」で決めることはもうなくなります。
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