飲食店のチラシ・販促、どれが来店につながっている?
QRで媒体別・時間帯別の反応を数字にする

ランチの波が引いた14時、レジ横のショップカードの束が昨日より少し減っている。折込も出したし、卓上POPも替えたばかり。でも、今日の新規のお客さまがどれを見て来たのかは、聞かない限り分かりません。
聞かなくても分かる方法はあります。折込用・カード用・POP用で別の計測QRを刷っておく。あとは反応が媒体ごとに積み上がるので、来月の販促費は「たぶんあのチラシ」を確かめてから決められます。ただし数えられるのは読み取りまでで、スキャン数は来店数ではありません。分かるのは「興味を持ってスマホを向けた人の数」です。
なぜ飲食店の販促は効果が見えにくいのか
飲食店は来店の動機が重なりやすく、しかも紙の販促は「配って終わり」。折込・ポスティング・店頭ポスターを同じ月に打つと、増えた来店がどの施策由来なのか分かりません。結果、効いていない販促にも毎月同じ予算を払い続けることになりがちです。
飲食店でのQR活用シーン
1. 媒体ごとに別QR → どの配布が効くか比較
「新聞折込」「ポスティング」「店頭ポスター」で別々のQRを載せ、リンク先を予約ページや公式LINEに。新聞折込から30件、ポスティングから8件——というように、どの配布方法が来店予備軍を生んだかが数字で分かります。
2. 卓上QR・メニューで“再来店/フォロー”を計測
卓上POPやメニューにQRを置き、リンク先を公式LINE登録やGoogle口コミに。読み取り数の推移を見れば、フォロー導線がどれだけ機能しているかが分かります。
3. 時間帯別でランチ/ディナーの反応を最適化
QRのスキャンは時間帯別に集計されます。ランチ告知の反応が11〜12時に集中しているなら、その時間に合わせて配布・投稿タイミングを寄せる、といった改善ができます。
飲食店で分かること
- 媒体別:折込・ポスティング・店頭など、どの販促が反応を生んだか
- 時間帯別:ランチ帯・ディナー帯それぞれの反応の山
- 端末別:スマホ中心か、来店層の傾向のヒント
- 推移:フェアやクーポン告知が読まれているか(日別の伸び)
導入は3ステップ
- 1. 媒体ごとにQRを発行:リンク先URL(予約・資料請求・LP など)を登録すると、媒体別のQRが発行されます。折込用・掲示用など、分けて発行するのがコツです。
- 2. チラシ・掲示に載せて配布:印刷して配る・貼るだけ。既存の制作物にQRを足すだけでも始められます。
- 3. 管理画面で反応を見る:スキャンが自動集計され、媒体別・時間帯別・端末別の反応をグラフで確認。次の配布に活かします。
リンク先は予約か、公式LINEか
リンク先を「予約ページ」にすると、その日の来店に直結する反応が拾えます。「公式LINE登録」にすると、今日は来なくても次のフェアで呼び戻せる相手が増えます。どちらが正解というより、席が空いている曜日を埋めたいのか、常連を増やしたいのかで選ぶものです。フェアごと・配布月ごとにQRを分けて発行しておけば、後から「どの企画が効いたか」も振り返れます。計測は匿名で、来店客の個人情報は取得しません。
想定シナリオ(例)
たとえば、あるカフェが同じ月に新聞折込1万枚とポスティング5,000枚を配布。それぞれ別のQRを載せて計測したところ、折込は120スキャン、ポスティングは25スキャンでした。配布枚数で割ると、120 ÷ 10,000 = 1.20%、25 ÷ 5,000 = 0.50%。件数でも1枚あたりでも折込が倍以上です。翌月は折込に予算を寄せ、ポスティングは配布エリアを見直し——感覚ではなく数字で次の一手を決められます。(数字は説明のための例です)
よくある質問
Q. 小さな個人店でも使えますか?
はい。QRを1つ載せるだけなので、席数の少ない店舗や1人経営でも導入できます。無料プランからはじめられます。
Q. 常連さんの再来店も測れますか?
卓上QRやショップカードから公式LINEなどに誘導すれば、読み取りの推移でフォロー導線の効き具合が見えます。個人は特定せず、匿名で集計します。
今週のショップカードから
販促を全部作り直す必要はありません。次に刷るショップカードのQRを、計測できるQRに1つだけ差し替える。それだけで来月には「カード経由が何件」と言えるようになります。折込やPOPは、次に刷るタイミングで足していけば十分です。
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